ビーガンになることで環境問題を救える?
最近SDGsという言葉をよく耳にするようになったのではないでしょうか?
世界的に環境への配慮に関心を持つようになりヴィーガンになる方(エンバイロメンタルヴィーガン)が増加してきました。
なぜヴィーガンが環境に配慮することになるのでしょうか。
そこで今回はヴィーガンの観点から地球環境問題の現状や取り組み方をご紹介します。
畜産業の環境問題について
環境問題は、地球上の自然環境や生態系に影響を及ぼすさまざまな課題や懸念事項を指します。
これらの問題は、人間の活動によって引き起こされることが多く、地球温暖化、大気汚染、水質汚染、森林伐採、生物多様性の喪失などがその代表的な例です。
さまざまな環境問題がありますが、その中でも畜産業の影響について見ていきたいと思います。
●環境への負荷
大量の温室効果ガスのメタンの排出源となっています。
牛や羊などの反芻動物の消化過程によってメタンガスが生成され、地球温暖化に寄与します。
また、畜産業は水資源の消費や水質汚染、森林伐採などの環境問題にも関与しています。
●動物福祉の問題
動物が飼育され、肉や乳製品の生産のために経済的な利益の最大化が重視されます。
この結果、動物の生活環境や飼育条件が制限され、ストレスや苦痛を経験することがあります。
飼育方法や殺処分方法においても、動物の福祉に配慮されていないケースが見られます。
●公衆衛生の問題
畜産業は、感染症のリスクを引き起こす可能性があります。
動物との密接な接触や、飼育環境における衛生状態の悪化により、細菌やウイルスの拡散が起こることがあります。
また、抗生物質の乱用や使用量の増加により、耐性菌の発生や薬剤効果の低下といった問題も発生しています。
●食料資源の使用効率
植物性の飼料を動物に与えて育成するため、食料資源の使用効率が低下します。
飼料を経由して肉や乳製品を生産するため、より多くの資源が必要となります。
●道徳的・倫理的な問題
畜産業に対する倫理的な懸念も存在します。
動物の生命や苦痛を軽視し、利益の最大化に重点を置く現行の生産方法に対して、動物の権利や尊厳を尊重するべきだとする主張があり、特に飼育環境の制約や殺処分の方法などにおいて動物への適切な配慮が求められています。
●地域の経済への影響
大規模な畜産業は、地域の経済にも影響を与えることがあります。
特に、畜産業が集中し過ぎると、地域の水資源や土地利用の競合、地域経済の偏りなどの問題が生じることがあります。
また、畜産業が国や地域の食料自給率に対する依存度を高めることも懸念されます。
●持続可能性への挑戦
現行の畜産業の拡大は、持続可能性の観点からも課題を抱えています。
畜産業が増加すると、飼料や水の需要が増大し、環境への負荷が増え、畜産業が関与する地域での森林伐採や生物多様性の喪失なども懸念されます。
ビーガンが環境問題に効果的な理由は?
●温室効果ガスの削減
畜産業は、牛や羊などの反芻動物の消化過程によってメタンガスが大量に放出されるため、温室効果ガスの主要な原因の一つとされています。
ヴィーガンの食生活では、畜産業に関連する食品(肉、乳製品、卵)を避けるため、その結果として温室効果ガスの排出量を削減することができます。
●水資源の節約
飼料の栽培や家畜の飲水などのために膨大な量の水を必要とする畜産業ですが、特に肉の生産には非常に多くの水が必要であり、水資源の枯渇や水不足につながる可能性があります。
ヴィーガンの食事は、畜産業に関連する水の使用量を大幅に削減することになり、水資源の節約に寄与します。
●食物生産の効率化
植物ベースの食品は、肉や乳製品などの動物性製品よりも効率的に栄養を生産することができます。
動物性製品の生産には、飼料や飼育環境、エネルギーの消費など多くのリソースが必要です。
一方、植物ベースの食品は、より少ないリソースでより多くの人々を支えることができます。
ヴィーガンの食生活は、食物生産の効率化を促進し、世界的な食糧問題に対処する一助となることが期待されています。
●森林保護と生物多様性の維持
畜産業のための飼料や牧草地の確保のために、大規模な森林伐採が行われており、森林の破壊は生物多様性の喪失や生態系の破壊につながり、地球の環境に悪影響を及ぼします。
一方、ヴィーガンの食生活は、畜産業に関連する森林伐採の需要を減らすことになり、森林保護と生物多様性の維持に貢献します。
●水質汚染の軽減
畜産業は、動物の糞尿や飼料の生産に関連して大量の汚染物質を生成し、地域の水質を悪化させる可能性があります。
植物性食品をベースとした食事では、汚染物質のリスクが低く、水質汚染を軽減することができます。
これにより養殖業による水質汚染や、魚の乱獲による生態系への影響が緩和され、魚類などへのダメージも軽減されます。
100%プラントベースの食品は?
植物性食品といってもわずかに動物性の成分が含まれていたりするものもあります。
エシカルフード株式会社の「エシカルミンチ」は動物性の成分が一切含まれておりません。
さらにプラントベースの食品には多い保存料、合成着色料、酸化防止剤が一切不使用なので安心して料理に使うことができます。
まとめ
環境問題により食生活だけではなくさまざまな問題が発生し、世界的な危機になっています。
ビーガンの活動をすることでこうした問題を改善していく手助けができます。
「エシカルミンチ」は大豆ミートであり、環境に優しいです。
将来のことを考慮し、地球が元気でいられるように人類一人ひとりが対応していくことが課題となっています。